年金問題

 坂口厚労相は、問題の発端となった女優の江角マキコさんの未加入問題について「(社会保険庁は)『あなた払ってませんよ』と江角さんに先に言わないといけないのに、先にマスコミに流れた」とし、「国会議員の中にも、本人が知らない間に情報がマスコミに流れた人がいる」とした。 未加入・未納問題の原因の一つに1986年の基礎年金一元化などの制度変更をあげ、「議員に言ってあげないといけないのに、役所の手抜かりでしなかった。配慮が足りなかった。間違いが起こらないような態勢にしたい」と述べた。(読売新聞)

江角マキコさんの問題は本当にその通りだと思う。
ただ、この発言を「あの時点」で云って欲しかった。
国会議員問題が出てからでなく。
 
議員の問題だが、これ、ここまで行くと各個人の問題ではないだろう。(江角さんの問題も含めて)
全部ではないかもしれないが、大半は本当に「判ってなかった」のだと思う。
以前にも書いたが、「それが判らない」年金システムの問題と思う。
人は間違いや勘違いもする。
手続きにミスがあったら、その年度内に知らせが本人に行けば、修正はできるだろう。
今は、本人に通達がないのでしょ?
払うべき物を払ってない事を本人が知らない、という事が起きる制度。
その年金制度がどこかおかしい。
その為に、全国の約4割の人が払っていないなどと云われる状態になっているとしたら・・・。
その負担が一般サラリーマンに掛かっているというのが本当なら・・・。
徴収額アップの前に、まずそっちを見直すのが先だろう。
(この場合、「辞める事」は責任にならないと思う。本当の改善をする事こそ、責任だろう。)
 
私は会社員だから、自動的に徴収され、払っていると思う。
だが、その額が正しいか否か、自分で調べた事なぞない。
 
(会社員の厚生年金とは「国民年金の半分は会社が半分は個人が負担するシステム」*1
なので、上記のサラリーマンへの負担は各民間会社への負担、でもある筈。)

*1:それだけじゃなかったかもしれないが国民年金に関わる範囲としてはその筈。