映画:ヘルボーイ

なんとなく、映画を観たくなって、レイトショーに行った。*1
ヘルボーイというのを観た。
あまり期待はしてなかった。
でも、悪くもなかった。
アメリカン・コミックにはこういうヒーロー(?)もいるのか・・・。
とても悲しいキャラでもある。
フランケンシュタインのキャラを魔物にしたような。
これはこれでありかな。
客、少なかったけど (^_^;
 
(育ての)父親とのやりとりはあれで良かったと思う。
父親は息子を思っているが、それが為に逆に冷たく当たっている。だが、その信条は彼のいない場でのやりとりに現れている。それをうまく伝えられない事で却って死の際の印象を見る者に伝えている。
息子は、父の事をあまり話題にしていない。が、父を想っている節は所々に現れている。
“死”の後、彼は泣かない。人は悲しい時に泣くが、本当の本当に悲しい時には涙は出ない。涙が出るようになるのは暫く経ってから・・・・。
彼は、その外観ゆえに葬儀にも出席できない。隠れて(あまり隠れ切れてないが)それを見ている。雨の中。その雨が彼の信条を描写しており、(よくある演出ではあるが)良い演出であると想う。
だが・・・・戦闘シーンが・・・頂けない。
特にスピーディな動作な所。
動きが・・・・アニメなのだ。
全編フルCGの作品ならあれで良い。だが、実写主体の作品ならもう少し動きを・・・。敵側の動きはあれで良いが、彼の動きが・・・通常シーンと異なりすぎている。あれらのシーンで、感情移入が引き戻される。
これは「ハルク」とかでも思った事だけれどね。まぁ、あれはまだ姿が変わるという点があるが、ヘルボーイは外観も変わらないのだし・・・。
まぁ、「スターウォーズ・エピソード2」のヨーダの戦闘シーンよりはマシだったかもしれないが(あれは最悪だった)。

*1:良いのか、自分。明日、会社あるのに。