万引き と 報道
こんな事、ここに書くことじゃないかもしれないけど・・・
でも、なんとなく書きたくなったので。
万引き。
知人に、以前音楽店をしていた者がいる。
彼から「万引き」について聞いた事がある。
前にも書いた事があるかもしれないけど。
①万引きをした者が見つかりかつそれを捕まえられた場合
店の者はその相手を調べる権利は有しない。
本人が認めればいいが、認めなければ、警察に来て貰い、調べて貰うしかない。
その間、店の者はなんとか相手を宥め賺して、相手をその場にとどめて置かねばならない。
店の者だとて、そんな事はしたくない。
②警報がなったが、そのまま逃げられてしまった場合
その日、全商品のチェックを行う。
数時間かけてでも。
それでなくなった物を確定し、記録する。
在庫数が合わなくなるから。
③(お客の問い合わせ等で)まだある筈の物がなかったのが判った時
全商品棚のチェックを行う。
(悪意なく)別の棚に移してしまったお客さんがいる事も多いから。
そして、全商品をチェックし、無い事を確認し、それで、万引きの被害があったと確定する。
金額的被害だけでなく、人的被害(ストレス,労働時間,etc.)も相当な物。
それでいて、客商売は基本的には「客を信じて」行う物。でなければできない。
だが、世間では「万引きなんて大した罪じゃない」との風潮もある*1。
大変だったらしい。
その、彼の店は、今はない。
報道。
これも以前書いた事だけど・・・
「報道の自由」という言葉がある。
「自由」とはなんでもして良いという意味ではない。
「自己の行動に責任を持つ」という意味を含む。
だからこそ、責任能力の低い未成年は、一部の自由も束縛される。
それは当然の事。
日本のマスメディアの者達、彼らは、
自分らがそれを報道する事でどういう事が起こるか、
それがどういう意味を持つか、
考え、何かあった場合には責任を持つつもりで勤めているのだろうか?
疑問。
そんな事を、ふと、また考えてしまった。
*1:個人差はあるが