プロジェクトX

ここ数日、なんか話題になっている。*1
確かに、多少の脚色はあるのだろう、あの番組。
今回のは、先生が冗談で話した嘘を本気にされちゃって(後で嘘と云ったのに編集し直す時間ないとかで)盛り込まれちゃったまま放送されたとか。
面白いと思ったら、裏も取らずにやっちゃったってとこですか。
まぁ、\(^_\)ソレハ(/_^)/コッチニオイトイテ
私はあの番組は観ると大抵泣いてしまう。恥ずかしいけど。
んで、今回の騒ぎで思い出したのだが、ちょっと前ので、番組その物で感動し、その後、事実で更に感動した事がある。それをちょっと書いてみたくなった。
「激走せよパリダカ 日の丸トラックVSモンスター」という回である。
σ(・_・)はレース等にさほどの興味はない。
さらにトラックのレースがあるなど知りもしない。
だが、あの番組でその存在と、他国に比べれば小さい日本のトラックが健闘したのを知り、感動した。
最初の挑戦では、完走に留まった。
数年後の1回限りの再挑戦で、大健闘。
それも、1位〜3位独占!! ( ・_・;)
泣きました。
番組としてはそれが最大の山場。
その後の話として、
レースはその後プライペートチームに引き継がれ、そのチームが(放送当時の)今年、2位となった。
ディーゼルトラックの排ガス規制に対し、新技術が出来、排ガスが殆ど皆無となった。*2
という話が流れた。
それぞれ、(・・)(。。)(・・)(。。)ウンウンと涙して聞いていた。
・・・・
数日後、ふと思い立ち、ネットでその件を検索してみた。1,2,3フィニッシュはどこかに記事が残っているだろうと。
そしたら・・・・事実はちょっと違った。*3
http://www.hino.co.jp/j/brand/race/dakarrally/press.html
日野自動車のメーカとしての最初の挑戦は1回でなく2回、1991年と1992年。
例の1,2,3独占となる再挑戦は1997年。
それは良い。
驚いたのは番組ではちょっとしか扱われなかったプライベートの「チームスガワラ」。
このチームはメーカの最初の挑戦の2年目となる1992年から参戦。
トラックの車体自体は同じだし、恐らく日野自動車のバックアップはあるのだろうけど、あくまでプライベートチーム。
それが1994や1995年には既に総合2位になっている。
例の1997年の1〜3位というのも、2位はこのチーム。
総合1位はこの時しかない(チームスガワラとしては2位が最高)とはいえ、好成績。
排気量区分のクラス成績が存在するレースでは、10リッター未満部門で常にクラス優勝。敵なし。
そして、2005年、総合2位となった大会まで含めると、ワークス,プライベート合わせて日野トラックの出走は、15年連続完走
番組で、1,2,3の1997年のをメインにしたのは間違いではないと思うが、ラストの「その後の話」に何故この「15年連続完走達成」を入れなかっただろうか・・・と。
どちらにしろ、それ以来、私は日本のトラックを見直した。

*1:この話、まだ観てないけど。

*2:これはこれで凄かった。ディーゼルエンジンで、マフラーの出口に白いハンカチ被せて、そのハンカチが汚れない!!

*3:ある意味、もっと凄かった。