そうだった。前例があったんだった。

 PHSの電話番号は,なぜ比較的容易にウィルコムへ引き継げるのか。PHSの電話番号のうち,070に続く3ケタは事業者の識別に使われる番号。これまでNTTドコモとして認識されていたこの3ケタの事業者番号を,各通信事業者の交換機でウィルコムのものと解釈を変えれば,そのままウィルコムにルーティングできるというわけである。それどころか,NTTドコモがサービスを停止すると,PHSを提供する事業者はウィルコム・グループだけになる(ウィルコムウィルコム沖縄の2社)。つまり「070で始まるPHS番号=ウィルコム」という解釈で済むようになるのだ。
 ウィルコムへの移行優遇措置について,NTTドコモは「検討を続けているが,具体的にはまだ何も決まっていない」(広報部)としている。同番移行については,「技術的には可能だが,制度などの面で難しい点が残っている」(同)という。具体的には,(1)電話番号はサービス停止とともに総務省に返却しなければならない,(2)NTT東西地域会社をはじめ関係する各事業者を含めて協議しなければならず,NTTドコモウィルコムだけでは決められない,という点を挙げる。
 しかし番号を返却するといっても,前述のように,070の番号体系を使う事業者はもはやウィルコムだけになる。返却しても,ほかに使い道があるとは思えない。しかもPHSの同番移行には前例がある。今回とは異なる事業譲渡という形だったとはいえ,アステル沖縄がサービスを中止した際には,電話番号とともにそのままウィルコム沖縄へ譲渡した。

確かに前例があったのだった。端末は変更となったが番号は同じで。
にしても、3桁が事業者番号とはしらなかった。
ということは、上記はドコモPHSが残っている間はできないか。
可能性としては「ドコモPHS終了後の移行」でか。
でも、やるとしても、みかかはギリギリまで発表したくないのだろうな。
携帯に引っ張りたいだろうから。